派遣に登録したいけど、どんな感じで進めたらいいか分からなくて不安だという方はいませんか?

登録を安心して進められるよう、この記事では登録から就業までの流れだけでなく、必要なものや意識しておくべきことなどを徹底解説しています。

ぜひ参考にしてみてください。

この記事のテーマ

・登録から就業までの流れ

・登録に向けての準備や意識、必要なものについて

・派遣登録に関するよくある質問

登録から就業までの流れ

1.Webでの仮登録

派遣会社を利用する最初のステップは、Webサイトからの無料登録、もしくは登録会への参加予約です。

登録フォームでは、氏名・住所・生年月日などの基本情報のほか、これまでの職歴や希望職種などを入力します。

なお、派遣会社によって「来社不要」でWebだけで登録が完了する場合と、Web登録後に登録会への参加が必要となる場合があります。

来社せずに登録したい方は、Web完結型の派遣会社を選ぶとよいでしょう。

Web登録が完了すると、担当者からメールや電話で案内が届きます。

場合によってはWeb上で説明会の予約までできるので、スピーディーに進めたい方には便利です。

2.登録会・説明会への参加

仮登録が済むと、派遣会社が指定した会場で行われる登録説明会に参加します。

ここでは派遣の仕組みについてなどの説明を受けるほか、経歴やスキル、希望職種などを確認するためのヒアリングや面談が行われます。

会社によってはタイピングや適性テストなどのスキルチェックが行われることもあります。

オンラインや電話面談で対応してくれる派遣会社も増えていますが、派遣に不安のある方は登録会に参加することで理解が深まり、安心して仕事探しができるでしょう。

登録会は面接とは異なり、採用・不採用を判断する場ではありません。

ただし、身だしなみや態度は今後の仕事紹介に影響するため、誠実な姿勢を心がけることが大切です。

3.求人紹介と応募

本登録が完了すると、派遣会社から希望条件に合う求人が紹介されます。

求人はWebサイト上で検索・応募できるほか、担当者から電話やメールで直接案内が届くこともあります。

気になる案件があれば、エントリー(応募)することで次に進めます。

4.派遣会社で面談

応募後は、派遣会社で面談が行われます。

職歴や希望などをヒアリングし、スキルや経歴が求人の条件にどの程度マッチしているかを判断する工程です。

特に問題がなければ、派遣先企業との顔合わせや職場見学に進みます。

5.職場見学・顔合わせ

面談を終えると、派遣先企業にて「職場見学」や「顔合わせ」が行われます。

担当営業と一緒に訪問して企業から仕事内容の説明を受けたり、こちらから質問したりする場です。

これは採用面接ではなく仕事内容や職場環境を確認する機会ですが、第一印象は大切です。

清潔感のある服装や礼儀正しい対応を意識しましょう。

疑問点はこの場で解消しておくと、入社後のミスマッチを防げます。

6.就業開始

派遣先企業と本人の双方が合意すれば、契約を結び、就業がスタートします。

勤務開始日や細かな条件は派遣会社を通して調整されることが多いです。

誠実に勤務を重ね、派遣会社や派遣先企業からの信頼を得ることで、安定的に仕事を紹介してもらいやすくなります。

登録や説明会に必要な持ち物

登録をする際は、必要な書類や道具を事前に揃えておくことが大切です。

忘れ物をすると再度来社が必要になることもあるため、案内メールや公式サイトを確認し、余裕をもって準備しましょう。

以下は一般的に必要とされる持ち物です。

・身分証明書(免許証・パスポート・マイナンバーカードなど)

・印鑑(シャチハタ不可とされるケースもあるため、事前に確認すること)

・履歴書・職務経歴書(人材派遣会社によって必要か不要かが変わります)

・筆記用具(書類の記入やメモなどに使用)

・通帳やキャッシュカード(給与の振込先を登録する際に必要)

持ち物の必要条件は派遣会社によって異なるため、必ず登録会の案内メールを確認し、不明点は事前に問い合わせておくと安心です。

登録や説明会に必要な服装や身だしなみ

登録では必ずしもスーツ着用が求められるわけではありませんが、担当者に与える第一印象は今後の仕事紹介にも影響する可能性があります。

清潔感があり、落ち着いた服装を意識することが大切です。

派手な柄や色、カジュアルすぎるデニム・Tシャツ・サンダルは極力避けましょう。

基本的には私服でも問題ありませんが、オフィスワークを希望する場合はビジネスカジュアル程度の服装にしておくと好印象です。

また、髪型や全体の身だしなみも大切です。

具体的には、髪を整える・使用する靴の汚れは取って清潔感を意識する・派手なネイルや強い香水は避ける等があります。

登録会はあくまで派遣会社の担当者と顔を合わせる場ですが、ここでの印象が「安心して企業に紹介できる人材」と思ってもらえるかどうかにつながります。

当然ですが、無断欠席や遅刻は絶対に避けましょう。基本的なあいさつや丁寧な言葉遣いなどのビジネスマナーも意識します。

派遣登録の3つの手段

派遣会社への登録には、いくつかの方法があります。

従来は来社して説明を受けるスタイルが一般的でしたが、最近はWebや電話での登録も広がり、より柔軟に選べるようになっています。

それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。

・来社登録(対面での登録)

最もオーソドックスな方法で、派遣会社のオフィスに足を運び、担当者と直接やり取りを行います。

担当者と直接対面で話せるので、希望条件などを正確に伝えやすいなどのメリットがあります。

・Web登録

最近増えている方法で、派遣会社の公式サイトや専用アプリからプロフィールを入力する形です。

Webのみで登録が完結するパターンと、Web登録を行ったあとに本登録や仕事の紹介などを会場で行うパターンがあります。

・電話登録

簡単なヒアリングを通じて登録を完了させる方法です。

来社もWeb入力も不要で手軽なので、短時間で済ませたい方や、まずは状況を相談してみたい方に向いています。

┃派遣登録に関するよくある質問

登録したらすぐに仕事を紹介してもらえますか?

登録したその日から派遣社員として働くことは可能です。

ただ、登録したからといってすぐに希望通りの仕事が紹介されるとは限りません。

求人状況や希望条件、似た条件の登録者が何人いるかによって、紹介までに時間がかかることもあります。

複数の派遣会社に登録しても大丈夫ですか?

問題ありません。むしろ多くの人が複数の派遣会社に登録しています。

会社ごとに得意分野や取り扱う求人が異なるため、選択肢を広げたい方は複数登録がおすすめです。

ただし、登録した複数の派遣会社から連絡が入ってきて混乱しやすい、職場見学などが同時期に行われる可能性もあるなど、注意が必要な部分もあります。

登録の際に費用はかかりますか?

基本的に派遣会社の登録は無料で行えます。登録料や年会費を請求されることはありません。

・登録に年齢制限は設けていますか?

派遣社員には年齢制限が設けられていないため、どの年代の方でも安心して登録できます。

正社員採用では年齢がネックになることもありますが、派遣は幅広い世代が活躍できる働き方です。

実際、2007年の雇用対策法改正によって企業が求人を行う際に年齢制限を設けることは禁止されています。

そのため、派遣登録の場面でも年齢を理由に断られることは基本的にありません。

今すぐ働けないのですが、登録だけしておくことはできますか?

はい、可能です。派遣会社への登録は「今すぐ働きたい方」だけでなく、「先の就業を見据えて準備しておきたい方」でも行えます。

登録を済ませておけば、仕事を紹介された際に必ず応募する必要はありません。

自分のタイミングで応募すれば良いため、就業開始の予定がまだはっきりしていない方にも安心です。

なお、登録時に「○月頃から働きたい」といった目安を伝えておくと、派遣会社側も条件に合う求人を効率的に紹介してくれる可能性が高まります。